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2010'02.13.Sat

アルモドバル監督最新映画「抱擁のかけら」Los Abrazos Rotos

スペインで最も有名な監督、ペドロ アルモドバル氏の最新作、Los Abrazos Rotos(邦題:抱擁のかけら)が、現在日本でも公開されています。
主演は、アルモドバル監督作品と言えば、もうお分かりのペネロペ クルス。このコンビなら、期待できないはずはない!ということで、早速先日見に行きました。



細かいあらすじなどは、公式ページ(日本語です)もしくは、公式ページ(スペイン語)にゆずりますが、簡単に言うと、主人公で、かつて映画監督だったマテオと、ペネロペ演じるレナの愛の物語です。(ちょっと簡単過ぎますかね。)


その二人が逃避行するのが、カナリア諸島にあるランサローテ島です。
映画だと、ちょっと分かりにくいと思いますので、説明しておきます。
ランサローテ島は、スペイン領のカナリア諸島にある常夏のリゾートで有名な島です。
リゾートの島なので、スペイン人以外にも、イギリスやドイツ、北欧などから太陽を求めて大勢がやってきます。そんな土地なので、スペイン語だけでなく、英語もしゃべれる人は、仕事で重宝される訳です。(詳しくは映画を見てください)
ちなみに、映画に出てきたファマラ(Famara)という土地は実在します。ランサローテ島の北側にある浜辺の街です。(残念ながら行ったことはないのですが。)
その辺のことを知った上で、映画を見ると、少しは理解が深まるかと思います。


そうそう、日本でスペイン語の映画を見ていると、当たり前ですが、下に日本語の字幕が出てきます。私のスペイン語もすっかり忘れてしまっていて、だいぶ怪しいこともあって、日本語字幕も大変有難いのですが、逆に訳がちょっとね。ということもそこそこあったりして、気になります。今回も、いくつかあったのですが、一番気になった点と言えば、劇中劇で、ペネロペが友人?の女性議員にマドレーヌを勧めていたのですが、これは、先日このブログにも書いた、朝食で良く食べるタイプのスペインでは普通マドレーヌです。ただ、字幕では、「スコーン」となってました。でも中の登場人物もmagdalena(直訳すればマドレーヌ)と言ってましたし、見た目も、状況からも、あれはスコーンではなくマドレーヌだと思うのですが、どうして「スコーン」と訳したのか、ちょっと不可解でした。
普通に訳せばマドレーヌになると思うので、あえて意訳っぽくしてみたつもりなのかもしれません。確かに、あの状況で出てくるものは、日本だったら、マドレーヌよりもスコーンの方にやや分があると言えなくもないかなぁと思えなくもないですが、普通にマドレーヌで良いのでは?と思った次第です。


さて、補助的な要素はこのくらいにして、話としてはどうだったのか?というところなのですが、私としては、少々不満の残る内容だったように思います。
Habre con ella(邦題:トーク トゥ ハー)や、Volver(邦題:ボルベール~帰郷~)などに較べると、ややスペイン映画っぽい部分が薄いイメージがあります。むしろ、アルモドバル監督の独自色が強いようです。もちろん、その方が良いという見方もできると思います。
私なりのスペイン映画のイメージだと、冒頭に、主人公の日常生活が描かれ、その後、主人公にとっての、大きな事件などが起きます。そして最後には、また冒頭で描かれていたような、それでいて、少しだけ違う(変わってしまった)日常に戻る。というストーリー構成であることが多いと感じています。
本作も、やはりそのような傾向はありますが、最後に描かれる日常が、ちょっと冒頭の日常に較べて、良く変わりすぎていやしないかと思ってしまうのです。
まぁ、これは、かなりスペイン映画好きな人の見方なのかもしれません。あの、最後の日常に戻るなんとも言えない不合理的な感覚がたまらなく好きなのですが、それが少なかった。
でも、純粋に、映画としてどうだったかというと、非常に楽しめました。マドリードの街並みや、ペネロペの演技も含めて、全体的に面白さと愛とがちりばめられていて、楽しみながら見ることができた映画です。
このブログを読んでくださるようなスペイン好きの方には、ぜひお勧めしたい映画です。



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